創業108年目を迎える老舗食品メーカー、マルキン食品株式会社は、ハラール認証取得した「MOCHIKON（もちこん）」をマレーシアやシンガポールで販売しています。商品の特徴と認証取得の経緯などについてうかがいました。

弊社は1915年に創業し「愛ある味のパートナー」をキャッチフレーズに、ヘルシーな食品を提供してまいりました。熊本県内の4工場で、納豆を中心に豆腐、こんにゃく、きな粉などを製造しています。
2021年6月に「MOCHIKON」を含む18品で、日本アジアハラール協会（NAHA）のハラール認証を取得しました。

MOCHIKONは、わらびもちのような、もっちりした食感が特徴のヘルシーな和スイーツ。食物繊維が豊富な蒟蒻が主原料ですので、罪悪感なくお召し上がりいただくことができます。

澱粉を加えた独自の配合で「もちもち食感」を生み出し、原料を徹底的に吟味することで、蒟蒻臭を抑えることに成功しました。発売後もリニューアルを重ね、もちもち食感をより強く、冷やした際の透明感なども実現しました。
発売当時6ヶ月だった賞味期限も、品質改良により現在は常温で1年間となっています。

ハラール認証取得のきっかけは、日本製ハラールスイーツを探している取引先からの提案でした。
MOCHIKONは元々の主原料が蒟蒻ですので、豚肉はもちろんのこと、アルコールも使用していません。また弊社はこれまでに様々な認証を取得し、既に高い安全性や衛生基準を満たしています。必要書類の多くが揃っていたこともあって、わずか1ヶ月でハラール認証を取得できました。

取得後すぐに、マレーシアへ向けた発注をいただきました。ちょうどこの頃は、新型コロナのパンデミックにより、世界的な物流遅延と現地のロックダウンなどが重なった時期です。大波乱の幕開けとなりましたが、おかげさまで発売と同時に即完売となりました。

その後もコンスタントに受注が続いており、ヘルシーな和スイーツとしての需要をしっかりと感じています。

現在は、マレーシアやシンガポールのドン・キホーテを中心に販売しており、中東地域からも引き合いをいただいています。既存の2商品に加えて、1月に国内で発売した新フレーバーを海外でも展開予定です。

弊社は、MOCHIKON以外にも、納豆やきな粉、グミなど幅広い商品で認証を取得していますので、多くのムスリムの方に召し上がっていただけるよう、広報活動にも力を入れていきたいと考えています。

＜事業者概要＞
事業者名：マルキン食品株式会社
本社所在地：〒860-0823 熊本市中央区世安町380番地
事業内容：食品（納豆・とうふ・こんにゃく・ところてん・きな粉・だんご粉・南関あげ）の製造および販売
公式サイト：マルキン食品株式会社
オンラインショップ：マルキン食品公式通販【元気横丁】

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