インドネシアIndomieピリ辛インスタント焼そば「Mi Goreng Pedas」輸出用
インドネシアのインスタント麺メーカー最大手Indomie(インドミー)のヤキソバ「Mi Goreng Pedas(ミー・ゴレン・ペダス)」です。
人口の90%近くをイスラム教徒で占めるインドネシアだけあって、パッケージには、しっかりとハラール認証マークが印字されています。ここに添付されたマークは、同国ハラール認証機関「インドネシア・ウラマー評議会(MUI: Majelis Ulama Indonesia – MUI.OR.IDmui.or.id)」による承認済の商品であることが示されているので、ムスリムも安心して食べることができますね。
Mi=麺、Goreng=焼くの意味なので、Mi Gorengで「焼きそば」の意味です。その後ろにある「Pedas」が「辛い」という意味なので「ピリ辛焼きそば」ということになります。
またパッケージには英語で「Hot Fried Noodles(辛い揚げ麺)」の他に、ドイツ語でBratnudeln Scharf(揚げ麺)、フランス語でNouilles Sautees Instantanees au Piment(チリペッパー入りのインスタント炒め麺)、スペイン語でSabor Picante(スパイシーな味)といった、ヨーロッパ各国の言語でも商品説明が記載されています。
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これら多言語での表記については、パッケージ右上にある(この写真だと見え難いのですが…)「Export Product(輸出製品)」の表記からも分かるように、元々はヨーロッパ市場向けの輸出製品だったものが、(なぜか)日本の輸入業者のルートをたどって日本に入ってきたことが推測されます。
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さて、それでは早速袋を開けてみましょう。中身はこんな感じです。
全体で80g、麺自体は68gと、間食するには程よいボリュームです。逆に言うと、これだけで1回分の食事とするには少し物足りなさを感じると思います。
右上の銀色の袋は、seasoning(薬味)とチリパウダー。これで麵全体の味を馴染ませるイメージです。
この他に、Bawang Goreng(フライドオニオン)、Soya Souce(醤油)、Minyak Bumbu(香味オイル)の袋も同封されていました。
ちなみにSoya Sauceとなっているのは、英語で「Soy Sauce」と打ちたかったところを誤って、マレー語のSoyaと混ざってタイピングしてしまったのかもしれません。
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そして調味パウダーとオイル類を個別に開封してみるとこんな感じです。
一番上が香味オイル。インドネシア語でMinyak Bumbu、英語でSeasoning Oilと書かれています。黒いドロドロした液体が醤油。日本のサラサラとした液体状の醤油と違って、ハチミツのように糸を引くくらいにドロドロしているのが特徴的です。
左下がフライドオニオン(揚げ玉葱)、右下が薬味と唐辛子のパウダーです。
東南アジアのインスタント麵はどのくらい辛いのか分からないので、全体的に少量ずつ調整しながら混ぜるのが良さそうです。
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適量のお湯が沸騰しているところに麺を投入します。貼付された日本語の説明文書によると、茹で時間は3分間。スープヌードルと違って焼きそばタイプなので、お湯の量はさほどキッチリ図る必要は無さそうです。
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そして麺を茹でている間に、焼きそばとの相性バツグンの目玉焼きを準備します。
焼き加減は白身が固まる程度で、黄身はスーパーレアがオススメです。
麺の上に載せ易く、黄身を箸先で潰して馴染ませて食べると、格段に美味しさがアップします。
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茹で上がりを湯切りします。
少し水分多めで湯切りした方が、付属のパウダー類やオイルを馴染ませるのに都合がいいです。
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まずはパウダーをまぶして全体的な味を調えます。
意外と味付けは薄味だったのと、唐辛子も辛さ控えめだったので、全部一気に投入しました。
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続いて醤油とオイル。
一見辛そうな色味ですが、全くそんなことありません。醤油はかなり甘い味付けになっています。
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全体を馴染ますようにお箸でかき混ぜます。
日本のヤキソバのようにソース主体の酸っぱさの無い香りで、東南アジアの特徴的な甘い醤油と、独特のスパイスの匂いが広がります。
この匂いは決して日本人が苦手なニオイではなく、慣れてくるとかなり食欲を刺激するような匂いです。
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そして最後に目玉焼きを載せてて完成。いただきまーす!
一応、輸入業者である南洋元さんの日本語表記によると「激辛ミーゴレン」となっていますが、全くそんなことなく、付属していた全ての調味料を投入しても「少しピリっとした辛さがあるかな?」という程度でした。
ただ残念だったのがフライドオニオン。カリカリした食感も無く、タマネギの風味も感じられず、全く存在感がありません。
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インドネシア Indomie Mi goreng Pedas
購入価格:100円/袋くらい
栄養成分表示1食(80g)当たり
エネルギー 382Kcal
たんぱく質 8.1g
脂質 17.1g
炭水化物 49.1g
食塩相当量 1.8g(めん0.6g、調味料 1.2g)
※本製品の製造工場では、落花生、えび、かに、卵、乳成分を含む製品を生産しています。
原材料名:
油揚げめん(小麦粉、パーム油、食塩)、添付調味料(砂糖、食塩、にんにく、玉ねぎ)、添付調味油(パーム油、唐辛子、にんにく、シャロット、パプリカ)、添付醤油(砂糖、食塩、小麦、大豆、レモングラス、スターアニス、ごま油)、フライドシャロット(シャロット、パーム油)、添付チリパウダー(唐辛子)
調味料(アミノ酸等)、かんすい、香料、ビタミンB2、酸化防止剤(ビタミンE)、微粒二酸化ケイ素
Text: Konishi